2012-07-13

テマヒマ展〈東北の食と住〉


私事ですが両親ともに東北の出身でして、幼少の頃には何度も遊びにも行っておりました。しかし、この展覧会の工芸品はほとんど知らないものばかり。なかでも気になったのは福島の会津木綿。こちらの原山織物工場さんのサイトでは製造工程や商品、柄見本などの写真が多数掲載されています。また山田織元さんのサイトからは『會津復古会』なるものの存在を知る事ができました。日本の伝統工芸として本当になくなってほしくないものは、地方にまだまだあるのだと思います。ん~、、、この木綿で何か作りたい(笑)。展覧会は六本木の東京ミッドタウン・ガーデン内【21_21 DESIGN SIGHT】にて8月26日まで開催中。
東北のものづくりには、合理性を追求してきた現代社会が忘れてしまいがちな「時間」の概念が、今もなお生き続けています。長く厳しい冬を越すなかで、繰り返し根気よく行われる手仕事。暦に寄り添い素材を準備する、自然が息づく謙虚な暮らし。未来を考えるデザインの観点からも注目したい、「手間」のプロセス、「ひま」(時間)というプロセス。テマヒマかけた東北のものづくりが可能としてきた特色や魅力、そして何よりその考え方を、私たちはどのように明日につないでいけるのでしょうか。
テマヒマ展|公式サイト

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